トタン屋根は、金属系の屋根材で薄い鋼板に錆止めである亜鉛メッキを施したものです。軽量で地震にも強く、低価格なため高度成長期を中心に多く用いられました。トタン屋根を長持ちさせるためには、塗膜が劣化し始める前に、塗装(再塗装)をすることが大切です。塗膜がはがれてしまうと、錆て穴が開いてしまう事があるからです。塗装工程として、高圧洗浄を行いますが、穴が開いてしまいそうな下地の場合は要注意です。下塗りでは錆止め材を塗装し、その上に、中塗・上塗りを施します。
特に、錆止めを塗装する前に、錆の繁殖が激しい部分は、錆転換材(錆を化学反応させる)を行い、その後、二液系のエポキシ樹脂の錆止めを行う事が大切です。